愛犬と楽しく暮らすために!警察犬訓練所を活用しよう!

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近年犬を飼う家庭が増え、それにともなって犬のトラブルも増えています。愛犬をきちんと躾けたい、愛犬と一緒に楽しく遊びたい、高等訓練をして競技会に出したいなど、飼い主の求めは様々です。

その中でも躾は、人と犬が楽しく暮らすために欠かせない大切なコアの部分です。最近では、犬の躾教室なども全国的に急増しています。中でも警察犬訓練所は、プロ中のプロである訓練士たちが、家庭で普通に飼われている犬の躾や悩みの解決をお手伝いしてくれる心強い味方です。

1.警察犬訓練所はこんな悩みを抱えている方にオススメ!

このような悩みを抱えている飼い主には、警察犬訓練所を一度訪ねてみることをおすすめします。先ずは、ご自身のお住い近くにある訓練所の評判を調べ、直接電話などで尋ねるといいでしょう。
・きちんと犬の躾をしたいけれど、時間がない。
・無駄吠えが多くて困っている。
・噛み癖があって困っている。
・犬がちっとも言うことを聞いてくれない。
・トイレトレーニングが難しい。
・散歩が大変で苦痛になっている。

1-1.面談は必ず行いましょう

決める前に面談の予定を取りましょう。直接その訓練所に行って訓練の様子を見せてもらいます。訓練士さんとの面談はとても重要です。

何に困っているのか、どのような訓練を入れることで解決できるか、料金や期間などしっかりと把握した上で訓練所を選ぶように心がけましょう。また、飼い主さんと訓練所との相性もあります。

1-2.面談には犬を一緒に連れて行きましょう

面談をする時には、犬を一緒に連れて行くことでより具体的な相談ができます。訓練士が実際に犬を見ながら判断し、カリキュラムを提案してくれます。

この時、飼い主がどのレベルまでの訓練を希望しているのか、話し合いながらしっかり決めて行くことが大切です。最初は時間を取られるかもしれませんが、訓練後に家へ戻ってくる犬と上手に付き合って行くためには、スタートが肝心です。

2.警察犬訓練所で行うトレーニングについて

それぞれの警察犬訓練所には、様々な基本メニューが用意されています。各訓練メニューの内容についての説明を受けましょう。ここでは、家庭犬の一般的な躾訓練についてご紹介します。

2-1.基本のコマンドトレーニング

「おすわり」「伏せ」「待て」「来い」など基本的なコマンドを教えるものです。このトレーニングは、繰り返すことによって犬が身につけていきます。犬は元々狼の子孫ですから、群れで生活する習性があります。

飼い主である家族は、犬にとっては一緒に暮らす群れの仲間になります。当然、群れにはリーダーがいて、本来そのリーダーは飼い主ですが、犬にはわかりません。何もしなければ、犬は相手を観察して勝手に群れの中での順位を決めてしまいます。

そのままにしておくと、飼い主と犬の逆転現象が続くことになり、当然犬は飼い主に従いません。これを改善するための訓練です。まず、人間(訓練士)が犬よりも上位にあることを理解させ、基本的なコマンドに従うことを覚えます。

2-2.トイレトレーニング

主に室内犬の場合ですが、トイレの場所を決めて、サークルやケージを置きます。その中にトイレシートを敷き、トイレの場所を覚えさせます。他の場所ではトイレをしないように誘導して、繰り返すことで犬が覚えていきます。

狼は洞穴で暮らしますから、犬もその習性を受け継いでいます。室内では、クレートがこの洞穴にあたります。犬は住居であるクレートでは排泄しませんから、ご飯はクレートの中で食べさせ、食後にトイレのサークルに誘導して排泄をさせます。

大型犬や、外で飼われている犬などは、飼い主の要望や犬種、個体差に応じてトレーニングしてくれます。要望があれば、室内犬が外に散歩に行く場合でも、外で排泄(マーキング)しないようにも教えてくれます。

2-3.楽しく散歩ができるように

散歩の時、犬が飼い主の前に出て、グイグイ引っぱられて困ったという経験はありませんか?また、車に怯えて固まってしまった、逆にパニックになって飛び出してしまったなど、冷やっとした経験があるかもしれません。

飼い主と犬が、安全に散歩を楽しむため、これらの課題をクリアーしていきます。訓練士が、犬を散歩に連れ出す前提として、訓練所の中で犬が訓練士の横について歩く訓練をします。その後、散歩に行って車に慣れる練習や、飛び出さないように教えます。

これも繰り返すことで犬が覚えていきます。また障害物を避け、側溝やグレーチングを乗り越えられるように、ハードルを飛び越える訓練なども入れてくれます。訓練所に一定期間預けて訓練する場合は、他の犬と一緒に散歩することもできるため、犬にも慣れていきます。散歩中に出会った他の犬にも驚かなくなり、トラブルを回避できるようになります。

2-4.お留守番ができるようになる

犬が1匹でも多頭飼いでも、問題なく留守番ができるように躾てくれます。基本はクレートの中で待てるようにします。多頭飼いの場合は、飼い主が留守の時に喧嘩を始めることがありますので、要注意です。クレートは分けるようにしましょう。

また飼い主が出かける時は、犬に声をかけないでさりげなく出かけましょう。「行ってきます」などと声をかけると、犬は分離不安を感じて落ち着きません。犬が安全で、安心して待てるようにしてあげましょう。

2-5.飼い主と一緒にトレーニングする

警察犬訓練所に預けたから、大丈夫ではありません。犬は、相手を見ます。訓練士には従いますが、飼い主には従わないということが多々あります。飼い主が、犬よりも上位である、リーダーであることを教えないままになるからです。

この事態を避けるためには、飼い主が犬と一緒に訓練を受ける必要があります。1週間に1〜2回程度、飼い主が訓練所に行き、訓練士からレクチャーを受けながら犬を訓練します。訓練といっても難しくはありません。

訓練士がすでに犬に教えたことを、飼い主もできるように練習するものです。時間は約1時間程度です。また、飼い主が来てくれることで犬も安心します。訓練後の家での生活をスムーズにするための大切な練習ですから、積極的に行うようにしましょう。

2-6.警察犬の資格を取りたい

家飼いの犬だけれど、警察犬の資格を取りたいという場合は、最低6ヶ月以上の預かり訓練が必要です。シェパードやラブラドール、ドーベルマンなどの犬種が多いと言われています。

2-7.訪問訓練

自宅に訓練士が直接訪問して、自宅で訓練をしてくれます。犬が普段生活している場所での具体的な訓練です。犬がいつもどのように過ごしているか、問題点を発見しやすいというメリットがあります。

また、近くの公園などを使って、グループで訓練をするコースもあります。公園での遊び方やマナーなどを学びます。飼い主同士のコミュニケーションや情報交換の場にもなっています。

3.警察犬訓練所で学んだ自宅でのトレーニングや躾について

訓練所で犬と一緒に学んだことは、続けて行くことが大切です。やめてしまうと、犬は「もうしなくてもいいのだ」と思ってしまいます。家でも日々繰り返し行いましょう。家に戻る時の、訓練所との情報共有も大切です。

3-1.訓練所での環境をできるだけ維持しましょう

訓練所での犬は、クレートで休み、ケージでトイレをし、またはお散歩でトイレという基本的な生活をしていました。家に戻ることでこれが崩れてしまうと、せっかく学んだこともできなくなっていきます。

はじめは、訓練所での基本スタイルをできるだけ保つように心がけましょう。少しずつ慣らしていき、日中は犬用のクッションでくつろぐなどできるようにしていきます。

3-2.基本のコマンドは、家族間で統一しましょう

「伏せ」が「しゃがめ」や、「来い」が「いらっしゃい」に変わってしまうと犬は混乱します。子供や配偶者がそれぞれに好きなコマンド使うと、犬は理解ができないため、言われた通りに動けません。家族でよく話し合い、統一することが大切です。

3-3.基本のトレーニングは、家でも繰り返しましょう

犬が訓練を終えて戻って来たら、家でもトレーニングを日々行なっていきます。

具体的には、基本コマンドと「待て」の時間を延ばして行くことなどです。アイコンタクトや褒め方もしっかり行なっていきましょう。

3-4.犬の保育園を活用しましょう

訓練が終わったといっても、やはり多少の不安は残ります。自信がない、家に戻ってから躾が崩れてきたなど、様々なハプニングが起こるかもしれません。

そういう時は、もう一度訓練所へ。犬の保育園や幼稚園といった躾教室が用意されています。同じ訓練士達と、もう一度一緒におさらいできます。週に1〜2回警察犬訓練所に犬を預け、迎えに行く時にその日行なった訓練を一緒に練習します。

何人かの飼い主さん達と一緒に練習するコースから、個人コースまであります。

4.警察犬訓練所の料金や期間について

料金や期間は、それぞれの訓練所によって異なります。訓練のメニューや、ご飯の有無でも変わってきます。始める前に確認しておきましょう。

4-1.訓練の期間は?

犬の状態や、飼い主の要望によって選べます。通いの訓練は、週に1回〜3回程度。預かり訓練は、1ヶ月〜あります。預かり(預託訓練)の場合は、3ヶ月程度預けることをおすすめします。

犬にも無理がなく、しっかりと躾をしていくにはこれくらいの期間が必要だと言われているからです。できれば、1歳になる前の子犬の間が望ましいでしょう。

4-2.料金と相場について

料金は、コースや期間によって異なります。ここでは、一般的な相場をご紹介します。

犬の保育園など通いの場合

・週1回(送迎なし)/6,000円〜
・週1回(送迎あり)/8,000円〜
・週2回(送迎なし)/8,000円〜
・週2回(送迎あり)/10,000円〜
・週3回(送迎なし)/10,000円〜
・週3回(送迎あり)/12,000円〜

飼い主が犬と一緒に訓練所を使って自主トレーニングをする場合は、時間によって料金が異なります。

・1時間/1,000円〜

預かり訓練料金

・1ヶ月/50,000円〜

訪問訓練

・1回4,000円〜

この他、訓練所によっては入会金が発生することがあります。料金は、税込のところと税別のところに分かれます。また、自分でクレートを持っていく訓練所や、ティッシュ、ご飯、トイレシートが別料金になっている訓練所など様々です。

5.躾の大切なポイント5つ

犬の躾には、いくつかのポイントがあります。リード捌き1つから違ってきますので、注意しましょう。

叱る時は、低く大きな声で、短く

同じ「だめ!」でも、普通に言っても犬には伝わりません。また、高い声で叱ると褒められていると勘違いします。そして、くどくど叱るとかまってもらっている、遊んでもらえると誤解します。

アイコンタクトをしっかりとる

アイコンタクトは重要です。目を見て指示を与えなければ、犬は自分のこととして捉えません。褒める時も同じです。目安として、3秒間はしっかりアイコンタクトをとるようにしましょう。

リード捌きが大切

リードを犬の目の前に持ってこないように注意しましょう。コマンドを与えている時などは、リードが犬の目の前にあることで、リードによって捌かれていると思ってしまいます。そうなると、リードがないと従わなくなります。犬にリードを意識させないようにしましょう。

1つのことに絞って教える

犬は、同時に複数のことを覚えることができません。教える時は、1つのことに絞って教えていきます。また、犬の集中力は長い時間継続できません。短く区切り、数回に分けてトレーニングしましょう。

褒める時は落ち着いて

成功した時は、トーンの高い声で褒めてあげましょう。この時も、しっかりとアイコンタクトをとってから褒めます。撫で方は、犬の首から顎の下をゆっくりと優しく撫でます。力の入ったくしゃくしゃな撫で方をすると、落ち着きのない犬になってしまいます。

6.まとめ

警察犬訓練所は、警察犬や競技会向けの訓練だけでなく、小型犬から大型犬まで一般家庭で飼われている犬の躾を行なっています。現在は、犬の飼い方も多様化しているため、飼い主だけでは解決しきれない悩みも増えています。

犬の社会化をしていく中で、プロの助けを借りることも選択肢に入れてみましょう。訓練後もいろいろと相談できるなど、犬のことをより理解しやすくなります。大切な愛犬がよきライフパートナーとなるために、警察犬訓練所の活用をおすすめします。

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