子犬もトリミングに行くべき?トリミングに行くべき理由

ワンちゃん飼い始めたけど、お手入れはどうするのだろう?ペットサロンにお願いしたいけど、いつ頃からお願いできるのか、料金の相場はなど様々な不安や疑問があると思いますよね。

そこで今回はそんな飼い主さんの為に子犬のトリミングについてまとめてみました。

子犬のトリミング:いつから通える?

家族の一員となった可愛いワンちゃんも、3カ月もすると体つきも大きくなり毛も伸びてくるため徐々に汚れが目立ってきます。汚れが目立ってくるとトリミングに行ってキレイにしてあげたい!と思う方も多いのではないでしょうか?しかし、子犬をトリミングに連れて行くためにはいくつか注意点があります。

ワクチンの接種

トリミングしてくれるペットサロンには多くのワンちゃん達が通っています。ほとんどのペットサロンの場合、衛生管理は徹底されていると思いますが、通っているワンちゃんの中には病気を持っている場合があり、まだワクチンの接種が終わっていない子犬の場合、その病気をうつされてしまう可能性があります。

ワクチン接種は子犬の頃だけとは限らず、成犬になっても必要なペットサロンがほとんどです。

ワクチン接種の他に狂犬病の予防接種を受けていないとトリミングをお受けできませんというペットサロンもあります。

子犬の最初のワクチン接種は生後6週間~8週間に行われます。以後、1カ月、2カ月後の計3回のワクチン接種ワクチン接種が必要です。

早くてもワクチン接種が完了する生後3カ月が最初のトリミングの目安となります。可愛い子犬をキレイにしてあげたいという気持ちは十分理解できますがワクチン接種が完了するまでは自宅でケアしてあげるのが望ましいでしょう。

体力的な問題

さきほど紹介したようにまずはワクチン接種が完了する必要があるのと同時に体力的な問題もあります。

トリミングは飼い主が思っているよりもワンちゃんの体力を消耗します。

普段元気に走り回っている子犬とはいえ、まだ子供です。トリミングに耐えるだけの体力が備わっていない場合があります。また、普段と違う環境に連れて行くこともワンちゃんにとっては大きなストレスになってしまいますよね?

ワクチン接種同様、トリミングに連れて行って体調を崩してしまっては本未転倒です。ワクチン接種が完了し、しっかりと体力も備わった3カ月がトリミングに行く目安です。

トリミングはどんなワンちゃんにも必要?

ワンちゃんの手入れは、【トリミング】と【グルーミング】の2種類があります。トリミングとは<カットする>という意味があるので、カットしないワンちゃんもいます。

では、自分のワンちゃんはトリミングとグルーミングのどちらを行えばいいのでしょうか?事前にチェックをしてからペットサロンに行きましょう!

子犬の頃からトリミングをおススメする犬種

主にトリミングが必要な犬種は子犬、成犬に関わらず“長毛で毛玉が出来やすく、毛質のやわらかい犬種”が多いです。例えば、トイ・プードル、シュナウザー、シー・ズー、マルチーズ、ヨークシャー・テリアなどが上げられます。また、柴犬、ラブラドール、パグなどの犬種はトリミングの必要なく、グルーミングを行います。

トリミングの頻度は?

冒頭でもお話したように、放置していると毛が伸び、汚れも目立ってきます。それと同時に、ダニなど害虫の心配や毛玉の原因となり、酷くなると皮膚病となる可能性もあります。

ワンちゃんを可愛く綺麗にする他に、ワンちゃんの健康面においてもトリミングは必要です。グルーミングは2週間に1回と言われていますが、トリミングは1カ月に一回のペースで行うのが一般的です。

子犬の頃にトリミングを頻繁に行うことによって他にも様々なメリットがあります。ではトリミングを頻繁するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

頻繁にトリミングをするメリットは?

先程お話したように、酷くなると皮膚病となる可能性もあります。皮膚病になってしまうと、ワンちゃんに不快な思いをさせストレスを与えるだけではなく、お店によってはトリミングを断るところも少なくありません。

皮膚病にならないように日頃からワンちゃんを清潔に!!

もし皮膚病になってしまったら?どんなにワンちゃんをキレイにしていても、もともと皮膚の弱いワンちゃんは皮膚病になってしまう場合もあります。その場合は、動物病院でのトリミング&診察を!皮膚病の治療をしながらトリミングをしてくれる病院もあります。

皮膚病を防ぐというメリットの他に、子犬の場合頻繁にトリミングを行う事によって、小さいうちからトリミングに慣れさせる、子犬はまだしっかりとした毛が生えていない為、子犬のうちに何度かカットを繰り返すと早めにしっかりとした毛が生える、毛の量が多くなるなどのメリットなどがあります。

また、1カ月もすると汚れだけでなく毛玉も目立ってきます。


(3カ月放置・・・)
こんなに伸ばしてしまうと、毛玉の処理に時間がかかりワンちゃんにもかわいそうな思いをさせてしまいますよね。

しかし、少しの毛玉ならばペットサロンの方でも対応しやすく、トリミングの時間も最低限に抑えることができ、ワンちゃんのストレスも少なくで済みます。

そして毛玉が目立つと受け入れてくれないお店も少なくありません。

ワンちゃんの健康を守り、ストレスを与えない為にも1カ月に1回のトリミングをおススメします。

トリミングの料金相場は?

ワンちゃんを可愛くカットしたいという思いの反面料金はどのくらい?と考える方もいると思います。
トリミングサロンを選ぶ基準にもなると思いますが、実際トリミングに連れていったら思ったより料金が発生したという事もあります。

そんなことが起こらないよう、事前に料金についてチェックしてきたいですね。

トリミングの料金相場

トリミングが必要なワンちゃんの中でも、トイ・プードルなど、特殊なカットを要求される犬種については、どこのお店も比較的料金は高めで、さらに大型犬になるにつれ料金は高くなります。

大きいワンちゃんは自宅でのシャンプーが大変なので、ペットサロンにお願いしたいと思う方が多いようですが、大変な思いをするのはペットサロンも同じ!なので料金は少し高めに設定されているようです。

トリミングの料金はペットサロンによってまちまちですが、4,000円~10,000円程度です。

グレート・ピレニーズやゴールデン・レトリバーなど大型犬は15,000円くらいが料金相場となっています。

また、毛玉が出来ていた場合は追加料金が発生する事が多く、その他様々なオプションによって料金は変わってきます。

オプションってどんなのがあるの?

先程お話した毛玉をはじめ、コンディショナーや香水などオプションもペットサロンによって様々。

また最近ではカラーリングをしているワンちゃんを多く見かけます。お値段は一ヶ所500円~1,000円程度の所が多いようです。

うちのトイ・プードルも両耳としっぽを染めていますが合計1,500円程度です。

(先程の写真同じトイ・プードルです・・)
カラーリングできるサロンは年々増えているようですが、10歳以上になると老犬となるためカラーリングを断られる場合もあります。

うちのトイ・プードルは10歳なのでもうカラーリングが出来ないとのことでした。興味のある方はカラーリングを行っているペットサロンをチェックしてみてください。

ワンちゃんを可愛くしてあげたいと思うのはどの飼い主さんも一緒ですが、あまりオプションを付けすぎると自分が思っていたより支払いが高くなってしまう可能性がありますのご注意ください。

ちなみに、うちのトイ・プードルが巻いているバンダナはサービスでペットサロンが付けてくれた物です!ちょっとしたサービスが飼い主にとっては嬉しいですよね!

少しでもトリミングの料金を抑えたいという方には

ワンちゃんには清潔でいてほしいと思う反面、一カ月に一回のペースでのトリミングは少し出費がかさむから、難しいかも。という方もいらっしゃると思います。

実際うちのワンちゃんも月1でのトリミングはなかなか難しいものがあります・・。

そこで実際に私が通っていたトリマーの専門学校時代を思い出しました。トリマーの専門学校によっては、学生の練習としてワンちゃんのトリミングを格安で受け入れてくれる学校があります。

もちろん、ペットサロンよりはクオリティーは低めですがそれでもワンちゃんを清潔にしていられるならという方は、お近くのトリマー専門学校に一度問い合わせてみてもいいかもしれません。

受け入れてくれる専門学校が近くにあったらラッキーですね!

トリミング嫌いにならないためにはどうしたらいい?

トリミングに連れて行きたいけれど、大人しくしていられるだろうか?などトリミングに通うにあたって様々な不安がありますよね。

トリミング嫌いになってしまったワンちゃんは、トリミング中に大人しくしている事が難しいため、カット中に暴れトリマーさんがワンちゃんを傷つけてしまったり、酷い場合はトリマーさんを噛んでしまうケースもあります。

そうなってしまうと、ペットサロンからトリミングを断られることも・・・。

実際私の実家で飼っているラブラドールは落ち着きがなく、シャンプー台からすぐに降りてしまうため、断られてしまいました。(体は大きいのに重度の臆病です・・)

では、ワンちゃんがトリミング嫌いにならない為にできる事とはどんな事でしょうか。

トリミングしやすいワンちゃんになる為のしつけ方法

トリミングを嫌がるワンちゃんは、怖い経験をした、自分が何をされるのか不安、などの理由が上げられます。その為、子犬のうちから慣れさせておく必要があります。

一番簡単な方法は“テーブルトレーニング”です。お店でのトリミングは台の上でカットなどを行います。
一日5分程度からスタートし、徐庶に時間を長くしてき、ワンちゃんにストレスのないように行います。

少し高めのテーブルに滑り防止のマットなどを敷き、優しくブラッシングを行います。優しくというのがポイントです。無理に毛をひっぱたりすると、それがストレスになりトラウマになってしまいますよね。

このテーブルトレーニングを行うことによってワンちゃんのトリミングへの不安も取り除けます。

そして日頃からブラッシングを行う事により、毛玉防止にもなり、トリミングの際ワンちゃんにストレスを与える事なくトリミング嫌いにもなりにくいと思います。

爪切りを嫌がるワンちゃんには

トリミングのなかで最もワンちゃんが嫌がる作業の一つは、爪切りです。うちのトイ・プードルもそうです。私が触ると手を引っ込めてしまいます。

爪切りを嫌がらないワンちゃんする為には、日頃から爪切りをワンちゃんに見せ、軽く触れさせ、初めのうちは少しずつ切っていく。爪切りは怖いものではないという事をワンちゃんに分かってもらう必要があります。

日頃から爪切りに免疫をつけておくと、お店に連れて行っても不安になる事がなく、大人しく爪を切らせてくれる事が多いです。

また日頃からワンちゃんの手や足に軽く触れるだけでも違います。少し時間はかかると思いますが、根気よく続けてみてください。

トリミング慣れをしていてもなぜかお店に行くと嫌がる

お家では大人しくしているのに、お店に連れて行くと嫌がるのはなぜ?そんな疑問を抱えている方も少なくありません。

初めての場合不安で嫌がる事が多いですが、何度も通っているのに何故か慣れないといった場合、トリマーさんとの相性が合わないといったケースも考えられます。

その場合、担当を変更してもらう、もしくは思い切ってお店を変更してみるというもの一つの方法です。お店にトリミングをお願いした際、ワンちゃんがどんな様子だったのかを聞いてみて下さい。大人しくトリミングを受けている場合は心配ないかと思います。

また、うちのラブラドールも利用していますが、最近では自宅の前まで出張してくれる“移動トリマー”などもあります。

移動トリマーのメリットはお店まで連れていく必要がなく、何か問題があった場合すぐに飼い主が対応できるという所です。

ゲージにワンちゃんを入れてサロンに連れて行くと、なかなかゲージから出てきてくれず、トリマーさんも困ってしまうという事が多数あります。ゲージはワンちゃんにとって落ち着く場所である為、ゲージから無理に出そうとすると警戒し、噛み付いたり、威嚇したりします。

それでもトリマーさんは対応しなければならないので、無理矢理ゲージから出す為、ワンちゃんもトリミングが怖いものだと認識してしまいます。

そんなデメリットを防ぐ為に、移動トリミングでは直接飼い主さんの手からトリマーさんの手へとワンちゃんを預ける事が出来ます。

また、トリミングの途中でワンちゃんの体調が悪くなったなどの緊急対応もスムーズに対処できるといった面もメリットの一つです。

大型犬やワンちゃんを車に乗せてペットサロンまで通えないという方はぜひお試しください。

私の経験上、ブラッシングも爪切りも「大丈夫だよ。怖くないよ。」と常に声をかけてあげる事が一番効果的で大切だと思います。また、大人しくブラッシングや爪切りを行えた際にはたくさん褒めてあげてくださいね。

トリミングは嫌な事ではないという事をワンちゃんに分かってもらいましょう。

ワンちゃんをトリミングに出す際の不安や疑問

ワンちゃんの怪我

たまにペットを飼っている人から、ペットサロンに連れて行ったら少し怪我をして帰ってきた。という話を耳にします。

そんな話を聞いてしまうと、うちのワンちゃんも怪我をして帰ってきたらどうしよう。怪我をさせてしまったらペットサロンではどんな対応をしてくれるの?そんな不安や疑問をかかえる人もいると思います。

実際ネットなどの口コミや評価を参考にペットサロンを選べばそのような事もあまり心配はいりません。

しかし中には少し雑なペットサロンやトリマーさんもいます。ワンちゃんを傷つけられた場合、サロンによって対応はまちまちですが、ほとんどのサロンではワンちゃんを預ける際に、“怪我などの責任は負いません”といった内容の契約書にサインをします。

よって、通常料金を支払って終わりといったケースが多いです。しかし、あまりにも酷い怪我をさせられた場合は、お医者さんの診断書を持ってサロンに行ってみて下さい。サロンによっては対応してくれる場合もあります。

契約書にサインする場合はそういった所もよく読んでサインをするようにして下さい。なにより、自分の可愛いワンちゃんに怪我のないことが一番ですが。

良いペットサロンはどうやって決めたらいいの?

現在の日本は3世帯に1世帯がペットを飼っているというほど、たくさんの方がワンちゃんや猫ちゃんなどのペットを飼っています。

その為、ペットサロンも年々増えてるので、最初のペットサロンをどのようにして決めたらいいのか迷ってしまいます。

では良いペットサロンはどのようにして選べばいいのか。やはり一番サロン探しに有効な手段は“インターネットでの口コミや評価をチェックする”。

成犬になって急にペットサロンを変更するとワンちゃんが慣れない環境に不安がってしまうため、子犬のうちに特定のペットサロンを見つけておくのはとても重要です。

料金が安いから、自宅から近いからの基準で選んだ後、そのお店の口コミや評価をインターネットでチェックしてみて下さい。

自分のワンちゃんに合ったペットサロンを探すのも飼い主の役目。
ネットの評価や口コミ、実際にサロンに通っている人の意見を参考にペットサロンを探してみて下さい。

実際お店に行ってみて、トリマーさんの対応をチェックするのもいい方法だと思います!
ワンちゃんとの相性も見てあげてくださいね!

最後に

いつまでも健康で清潔なわんちゃんと楽しく暮らしていくためにも、トリミングは欠かせません。ワンちゃんと最高の生活を送れるよう、素敵なトリマーさんと出会い、清潔でいつもかわいいワンちゃんであってほしいですね。