トイプードルの為のドッグフードの選び方と食べてくれない時の対策!

 

トイプードルを飼っている方は関節が外れやすい等で困った事が1度はあると思います。

涙やけで愛犬が痒がり目を擦った際皮膚だけでなく眼球を傷つけてしまったり、一度関節が外れてしまうと癖になり何度も病院に行く事になったりと金銭面だけでなく愛犬にも飼い主さんの精神面にも負担をかける原因になってしまいます。

他にもドッグフードを食べてくれない、少し食べるけど残す等困ってしまう事もありますよね。

しかし、ドッグフードの選び方と食べてくれない時の対処法を知るだけで骨を強くしたり、ご飯を食べてくれるようになったりとメリットがありますので今回はその方法をご紹介します。

トイプードルに必要な栄養素

ドッグフードをあげる際迷う理由として、どんな物をあげたらいいかだと思います。犬種によって必要な栄養素は少しずつ変わってきますのでまずはトイプードルが必要とする主な栄養素をご紹介します。

カルシウム

トイプードルは関節が弱く外れやすいのでカルシウムをしっかりと摂取する必要があります。

獣医師によると子犬の時期は後ろ足の関節の溝が少ない為外れやすくなる傾向があるそうで、大人になるうちに足を動かすことで溝が深まり外れにくくなるそうです。

骨や関節を作る働きのあるカルシウムの摂取はトイプードルにとって欠かせないものです。

<ワンポイント>子犬のうちからして欲しい事

先程溝が深まり関節が外れにくくなると紹介しましたが、犬によっては改善されない子もいるのが現状です。

獣医さんに聞いたアドバイスによると、子犬のうちに溝を造るお手伝いを飼い主さんがしてあげる事が効果的だそうです。

方法としては、思い出した時で良いので後ろ足を愛犬が歩く時の様に前後に動かしてあげてください。こうする事で関節が動き回数を重ねる事で溝が深まります。

たんぱく質

皮膚や血液等体を造る上で欠かせない栄養素たんぱく質。

トイプードルは鼻涙管が細く詰まりやすい為たんぱく質の中でも分解されやすい物を選んであげる事が大事です。

以前は植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質の方が分解されやすいと言われていたそうですが、最近の商品に関しては動物性・植物性どちらも変わらない位分解されやすくなっているそうですので最近の商品を選ぶといいですね。

ビタミンC

小型犬にあたるトイプードルの1日の必要なビタミンCの量は500と言われています。

犬は肝臓でブドウ糖を原料としてビタミンCを合成、貯蓄する事が出来るのですが自分で合成できるのは60㎎。年齢と共に合成能力は低下してしまうので5歳過ぎると60㎎以下という事になりこれではビタミンC不足という事になります。

ビタミンCは愛犬の歯茎の健康維持・免疫力の向上・コラーゲンの生成・腸内環境を整える等様々なメリットがありますので欠かせない栄養素です。

<ワンポイント>愛犬がビタミンC不足に陥る要因

運動不足やストレス、肥満等で愛犬がビタミンC不足に陥る事があります。

トイプードルは室内犬で尚且つ小型犬ですので毎日散歩に行く必要が無いと言われていますが散歩に行かない代わりに室内で適度に運動をさせてストレス発散や運動不足解消をさせてあげましょう。

オメガ3脂肪酸

トイプードルが皮膚炎になりやすい犬種なのを知っていますか?

オメガ3脂肪酸はサケ・マス・マグロ等脂の多い魚に含まれていて、オメガ3脂肪酸を摂取すれば皮膚の乾燥を防ぎ炎症を抑える事が出来ます。クルクルとした愛らしい毛が魅力的なトイプードルの毛を守るためにも皮膚病を予防しましょう。

添加物には要注意!

私達人間でも添加物には気を使いますよね。犬も同様に不必要な添加物を摂取すると不調がでてきてしまうのです。

添加物が起こすトラブル

ドッグフードに使われている酸化防止剤や香辛料、添加物には発がん性・アレルギー・涙やけを引き起こす可能性があると言われています。

トイプードルは涙やけが特に酷くたれ耳なので外耳炎にもなりやすい為、添加物の使われていないドッグフードを選ぶ事が大切になってきます。

<実際に…>

「トイプードル(3)を飼っているのですが涙やけと外耳炎が一時期酷く悩んでいました。お手入れをしてあげても少し良くなってはまた悪化しての繰り返しだったのですが、トリマーさんからドッグフード変えてみません?とアドバイスを頂き添加物フリーのドッグフードに変更しました。2週間程たって涙はでるものの涙やけが収まりました。外耳炎に関しては、かかりつけの獣医師に診てもらい薬を処方して貰ったので落ち着いたのかな?と思っていますが1度も再発していないので添加物フリーのドッグフードのおかげもあるのかなと思っています。」

ドックフードをあげるタイミング

ドッグフードをあげるタイミングって意外と困りますよね。散歩前が良いのか散歩の後が良いのか。理由とあわせてご紹介致します。

散歩前?散歩後?

胃捻転という言葉を知っていますか?

胃の中に停滞してしまったガスや液体が増えてしまう事により胃が膨らんでしまい、同時に胃が捻じれてしまう病気でこれが原因で臓器のうっ血ショック症状を引き起こす可能性があります。

胃捻転になるとぐったりとして元気が無くなりお腹はパンパンに膨れ上がり大量のよだれがでます。

他にも、呼吸が浅くなり吐きそうになるけれど吐き出せない等。もし、治療が遅れると命に関わる場合もありますのでそれを防ぐ為にもドックフードは散歩の前にあげましょう。

もし飼い主さんの時間の都合が悪い場合、食後2時間は散歩を控えてください。

成長に合わせたドッグフードのあげ方

成長によってドッグフードの種類を変えてあげる事で愛犬がドッグフードを食べてくれないという悩みを解決するきっかけになります。

他にもフードによってメリットが違いますので違いを理解する事で愛犬の健康を守る事が出来ます。

子犬の時期はウエットフード

子犬の時期はまだ子どもの歯なので固い物をあげすぎると歯が折れてしまう原因になってしまいます。

ウエットフードを選ぶメリットとしては、水分が多く含まれているのでご飯と水分を一緒に摂取できる事です。

ウエットフードは密封されている商品が多く保存料や添加物を使用していない物が多いので安心できます。

そして、柔らかいので歯に負担をかけない事が最もメリットと言えます。

子犬の時期からウエットフードだと固い食べ物を食べなくなると言われていますが、おやつを少し歯ごたえのある物にすれば解消されます。最初は犬用のボーロから始め、乾燥ささみ等に変えていくとスムーズに固い食べ物に慣れてくれるでしょう。

<ワンポイント>ドライフードを柔らかくして食べさせる

ドライフードしか手元にない場合で食べてくれない等困った時は、ドライフードにミルクを入れて柔らかくしてあげると食べてくれやすくなります。その際少し温めてあげるとお腹にも優しいです。

成犬の時期はドライフード

成犬になると大人の歯に変わり奥の歯になればなる程しっかりとした歯に変わります。柔らかい物ばかり食べてしまうと歯が弱る原因になりますのでドライフードを選ぶと良いでしょう。

生後8か月~12か月位から成犬用のドックフードに切り替えるのですが、この時いきなりドックフードを成犬用に切り替えてしまうと体調を崩す原因になるので1週間程かけて切り替えるといいです。その際、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜてあげるのがポイントです。

ドライフードはウエットフードに比べて沢山の栄養素が入っている物が多いので運動量が増え活発になる成犬の時期にはオススメです。

他にもドライフードは開封してからの日持ちもいいですし、歯垢ケアもできます。

老犬の時期はウエットフード

老犬になると歯が弱っていき食欲も低下してしまいますよね。

ウエットフードがドライフードに比べて匂いが強いので食いつきが良くなると言われていますので食欲がなくなってきてしまった老犬にはピッタリです。

老犬用のウエットフードですと少量で沢山の栄養素が入った物が売られていますのでオススメです。

<ワンポイント>ご飯は45回でわけて食べさせてあげよう

老犬になると1度に多くの量を食べる事が難しくなります。

無理に1度で食べさせようとせず1日45回でわけて食べさせてあげる事でご飯を嫌がる原因を無くす事が出来ますし、愛犬の胃の負担を和らげてあげる事も出来るのでオススメです。

ドックフードを食べてくれない!原因解消法

おやつの食べ過ぎでお腹がいっぱいでご飯を食べなかったり、体調不良が原因で食べてくれなかったり原因は様々ですがご飯を食べてくれない事は飼い主さんからするととても不安ですよね。

よくある原因と解消法をまとめてみましたのでご覧ください。

食事時間を管理しよう

食べたがらないからご飯をあげず喜んで食べるおやつばかりあげていませんか?

トイプードルは従順でとても賢い犬です。ご飯を食べなくても美味しいおやつを貰えると学習し癖がついてしまうと元に戻すのはなかなか難しいものです。

まずは1日何回にわけてあげるかを決め、時間もなるべく統一してあげましょう。ルーティン化する事でスムーズに食べてくれるきっかけになります。

もしご飯を途中で残してしまっても1530分経ったら片付けてください。いつでもご飯を食べる事が出来る環境をまずは辞めましょう。

少しでも食べてくれるようになったら飼い主さんが思いっきり褒めてあげてください。賢いトイプードルは、食べたら大好きな飼い主さんに褒めて貰える!嬉しい!次も食べようという気持ちになってくれます。

ドックフードを変えた?

今まで食べていたドッグフードから新しいドックフードに変えて食べてくれなくなった場合、以前あげていたフードを多めにして混ぜてあげてください。いきなり新しいドックフードに変えるとびっくりしてしまいますし、なによりお腹を壊す原因にもなります。

<実際に>

「子犬から成犬に変わるタイミングに愛犬に成犬用のドッグフードをあげてみました。最初はいつもと匂いが違うと感じたのか食べてくれませんでした。そこで新しいドッグフードの量を減らし、減らした分に愛犬の大好きな犬用の牛乳を混ぜてあげました。すると食いつきもよくペロリと食べてくれたので、ドッグフードだけでは食べてくれない時は愛犬の好物をプラスしてあげると効果的です。」

<ワンポイント>

新しいドックフードに切り替える際食べてくれるか不安な場合は、以前のフードにお湯をかけ混ぜる事で匂いが増すので悔いつきがよくなるのであわせてチャレンジしてみてください。

体調不良

体調不良が原因でドックフードを食べ無くなる事があります。特に季節の変わり目は要注意です。

匂いの強いフードや鶏のささみ等をあげてみても食べてくれない場合は体調不良が原因かもしれませんので1度かかりつけの獣医さんに診てもらう必要があります。

手作りはご飯をあげるのはNG

手作りで不足する栄養素

市販のドッグフードには犬に必要な栄養素がバランスよく含まれており、グラム単位であげる事により1日の摂取量を補う事が出来ます。

その栄養素を手作りフードで補う事が出来るのかが問題になってくるのですが、結論から言うと手作りフードだとバランス良く栄養を取り入れる事が難しいので辞めましょう。

与えてはいけない食べ物

犬には与えてはいけない食べ物があり、例えば玉ねぎ・ねぎ・レーズン・チョコレート・ぶどう・ニラ・アボカド等でこれらを無知識で与えてしまうと中毒症状を引き起こし、最悪の場合愛犬が死に至るケースもあるのです。

人間にとって食べられる物でも愛犬にとっては危険な食べ物である事があるので、もし愛犬が欲しがっても与えるのは辞めましょう。

ドッグフードで摂取できない栄養素はサプリメントで

1つのドッグフードで満足いく栄養素が取り入れられない場合は、サプリメントを使用する事でバランスよく栄養を取り入れる事ができます。

歳をとるにつれ白内障のリスクが高まってくるので成犬のうちからルテインのサプリメントを取り入れる事で予防につながりますし、関節が気になるようでしたらグルコサミンのサプリメントを取り入れる事で関節を強くする助けになります。

犬用のサプリメントが売られていますので人間用のサプリメントは与えないでください。人間用ですと愛犬に与えていい摂取量がわからず思わぬ健康トラブルを引き起こす可能性があります。

<実際に>

「愛犬の便が緩くて匂いが凄くきつかった際、ペットショップで売られていたラクトドレッシングというサプリメントを購入しご飯にプラスであげていました。ラクトドレッシングには腸内環境を良くしてくれ便臭を改善してくれる効果があり、使用し始めてから1週間辺りから形のある便に変わり匂いも以前より少なくなっていました。便の悩みに関わらず、関節の悩みなどあればドッグフードプラスサプリメントを使用すると効果的に栄養を取り入れる事ができますね。」

まとめ

トイプードルに必要な栄養素・ドッグフードの与え方・ドッグフードを食べてくれない時の対処法をご紹介致しましたがいかがでしたでしょう?

カルシウム・ビタミンC・たんぱく質・オメガ3脂肪酸の含まれたドッグフードを選ぶ事でトイプードルに必要な栄養素を取り入れる事ができ、成長によりドライフードかウエットフードを選ぶ事で食いつきをよくする事がわかりましたね。

愛犬が元気で長生きをする為にも必要な栄養素をドックフードで取り入れてあげましょう。