ドッグフードの評価・選定方法の全て【厳選素材のおすすめ5選付】

「できるだけ愛犬の体に良いドッグフードを選びたい。でも、何を基準に評価したら良いの?」

「評価が高いドッグフードってどんなものなんだろう。」

「評判が良かったドッグフード買ってみたけど、うちの子には合わなかった…」

ドッグフードって、人間からしたらどれも同じで何を基準に選んだら良いかよくわからないですよね。とりあえずネットでおすすめされてるドッグフードを買ってみたけど、あまり美味しそうに食べてくれない…なんてことありませんか?

どんなドッグフードが美味しいか、体に合うかはワンちゃんによって変わります。合わないものを無理に与えると、体調不良や栄養不足の原因に。愛犬のドッグフードはあなたが責任を持って評価・選定することが大切です。

今回は飼い主さんが、安全・健康・美味しいドッグフードの評価をする時のポイントを解説していきます。

愛犬のドッグフードを正しく評価して、ワンちゃんにごはんの時間を大好きになってもらいましょう。

〜目次〜

・ドッグフードを理解してる?他人の評価だけで選んではNGな理由2選

【愛犬が健康維持できる】ドッグフードの評価方法

  添加物が入っているドッグフードは全てNG?

  ドッグフード選びは多様な視点が大切

  健康面を重視するなら栄養バランスで選ぶ

・安全なドッグフードは原材料から評価する

  グレインフリーのドッグフードでないとNG?

  原材料表記が詳しいと安全性が高まる

  原産国=原産地ではない

・評価だけでなく適正も確認!ドッグフード選定の注意点3選

   ドッグフードは対象年齢を要確認

   ドッグフードはを粒の大きさを愛犬に合わせる

   【注意】大容量よりも1ヶ月で食べ切れる容量を選ぶ

・ドッグフード選びは愛犬からの評価も大切

・素材にこだわった高評価の【ドッグフード5選】

  モグワン(株式会社レティシアン)

  パシフィカドッグ(ACANA)

  このこのごはん(株式会社オモヤ)

  GOWAN(株式会社フラッペ)

  アートゥー サーモン&ニシン(株式会社ネイチャーリンクス)

・愛犬を幸せにできるのはあなただけ

ドッグフードを理解してる?他人の評価だけで選んではNGな理由

愛犬の健康に直結するドッグフード選びは、飼い主さんの悩みのうちの一つですよね。そんな時にネットで評価の良いものを選ぶのは、お手軽な方法です。

しかし、ネットで高評価のドッグフードが必ずしも、あなたの愛犬に合っているとは限りません。主な理由は以下2選です。

理由①愛犬によって、必要な栄養素や好みが変わるから

理由②特定の商品を売るためにおすすめしている可能性があるから

ドッグフードは、犬の種類・大きさ・年齢・健康状態などで含まれる栄養素が変わります。また、ウェブサイトによっては、広告収入を得るために特定のドッグフードをすすめている可能性もあります。

ネットで高評価と言うだけで、愛犬に合っていると判断するのはあまりおすすめできないんです。

それでは実際に、愛犬が健康維持できるためのドッグフードの評価方法を解説します。

【愛犬が健康維持できる】ドッグフードの評価方法

愛犬が健康維持できるドッグフードを、あなたなりに評価するには、以下のポイント3点を抑えましょう。

ポイント①添加物について知る

ポイント②多様な視点で評価する

ポイント③栄養バランスを重視する

それでは一つずつ解説していきます。

添加物が入っているドッグフードは全てNG?

添加物は犬にとって有害と言うイメージがあるかも知れませんが、中には防腐剤のように品質を保つために必要な添加物もあるんです。

また、ドッグフードの販売には、「ペットフード安全法」と言う法律があります。

ペットフード安全法とは、平成21年に施行された、ペットフードの安全を守るための法律です。法律の内容は、愛犬に対して危険性のあるドッグフードの輸入・製造・販売禁止など。

愛犬にとって危険なドッグフードは日本で販売されていないので、添加物に対して必要以上にシビアになる必要はないんです。

ドッグフード選びは多様な視点が大切

ペットフード安全法があると言っても、化学合成物質が多く含まれたドッグフードを長期間与え続けると、愛犬に負担をかけてしまう可能性はあります。ドッグフードに含まれる化学合成物質とは、エトキシキン、BHT、合成調味料などの物質です。

ただ、無添加だから安心・オーガニックだから愛犬が喜んで食べると決めつけるのもNGです。人間と同じように、愛犬の体質や嗜好に合わない場合もあります。

添加物=毒物、オーガニック=良品と断定せず、栄養バランスや原材料の透明性など、さまざまな視点で選定することがおすすめ。

健康面を重視するなら栄養バランスで選ぶ

ドッグフードには、総合栄養食・療法食・間食・その多、目的食など用途が記載されています。基本的に、健康的な愛犬には総合栄養食と記載されたドッグフードがおすすめ。

総合栄養食には、ドッグフードと水だけで健康を維持できるだけの栄養が含まれています。あなたの愛犬が補給できる栄養は、あなたが選ぶドッグフードだけが頼りです。栄養価が基準以上のドッグフードを選んであげましょう。

また、療法食の目的は、疾病の治療をしているワンちゃんの疾病に合わせた栄養補給です。療法食を与える際は、自己判断せずに獣医さんの指示に従いましょう。

それでは次に、安全なドッグフードを評価する方法を解説していきます。

安全なドッグフードは原材料から評価する

ドッグフードの原材料欄は、品質や安全を判断するのに非常に重要です。特に、アレルギーを持っているワンちゃんにとって、原材料を確認せずにドッグフードを選ぶことは危険です。

また、国産表記があるとなんとなく安心している人も多いと思いますが、原産国=純国産とは限らないのはご存知ですか?

ここでは、原材料や原産国欄について解説します。

グレインフリーのドッグフードでないとNG?

人間と同じように、犬にもアレルギーがあります。最近はグレインフリーのドッグフードが売られているので、愛犬のアレルギーが気になる人も多いのではないでしょうか。

特に小麦や大豆はアレルギーの原因になりやすいので、小麦や大豆が含まれていないドッグフードを選ぶと安心です。

しかし、犬は穀物を消化できないから、穀物が含まれていないドッグフードが良いと言う意見は偏った評価方法です。ドッグフードに含まれている穀物は、加熱調理で加工されているので、犬も消化できるように作られています。

そのため、「穀物にアレルギーがある場合はグレインフリーを選ぶ」程度に考え、アレルギーがなければあえてにグレインフリーを選ぶ必要はありません。

原材料表記が詳しいと安全性が高まる

安全性を重視するなら、原材料の表記ができるだけ詳細に書かれているドッグフードがおすすめ。例えば、チキンミールや肉類よりも、ささみ・鶏肉、動物性油脂よりもサーモンオイルなどです。

大切なのは、原材料に何を使われているのかはっきりわかることです。

ドッグフードの化学物質や原材料の表記方法は分類名でもOKのため、原材料をどれだけ細かく記載するかはメーカーの誠意が問われます。ミートミールや植物性油脂などと記載があった場合、詳細の記載や、安全な材料を使用していると記載があれば安心です。

原産国=原産地ではない

ドッグフードの原産国欄に記載されている国は、最終的に加工された国が記載されています。中国産の鶏肉を輸入し、日本で加工された場合でも、原産国は日本です。純国産にこだわりたい人は、メーカーに直接問い合わせましょう。

次に、ドッグフードの対象についての確認する方法の解説です。

評価だけでなく適正も確認!ドッグフード選定の注意点3選

ドッグフードはライフステージ、犬種などによって対象が決められています。ネットで評価の高いドッグフードを選択しても、そのドッグフードがあなたの愛犬のライフステージや体型に不適性なことも。

ドッグフードを購入する際には、必ず対象年齢や粒の大きさなどの確認が必要です。

ドッグフードは対象年齢を要確認

ドッグフードは対象年齢によって栄養価が違います。一般的には、ライフステージ別に以下のような特徴があります。

ライフステージ

小型

中型

大型

特徴

子犬用

10ヶ月位まで

1歳位まで

1歳半位まで

栄養価が高く消化・吸収しやすい

成犬用

8歳位まで

約7歳位まで

 

健康を維持できる

シニア用

約8〜10歳以降

約7歳以降

 低カロリー・栄養が高い

 

上の表の対象年齢や特徴はあくまでも目安ですが、ライフステージに合っていないドッグフードを与え続けていると肥満や栄養不足になってしまします。

しかし、年齢に合わせて急にドッグフードを変えてしまうと、下痢や嘔吐などの原因に。ゆっくりと時間をかけて新しいドッグフードの割合を増やして切り替えてくださいね。

ドッグフードはを粒の大きさを愛犬に合わせる

ドッグフードは小型犬用・大型犬用などと犬種によって選ぶことができます。

一般的に小型犬用は粒が小さく、大型犬用は粒が大きめでカロリーが低め。しかし、メーカーによって表記の基準は異なるので、愛犬が食べやすいサイズを選んであげましょう。

【注意】大容量よりも1ヶ月で食べ切れる容量を選ぶ

ネットで高評価のドッグフードが、大容量で安く購入できることはありますよね。

特にドライタイプのドッグフードは大容量で購入した方がお得です。

しかし、一度開封してしまうと酸化が始まります。酸化すると味や風味が変わってしまう可能性もあります。

大容量で購入してしまい、ワンちゃんが食べなくて結局無駄になってしまった…なんてこともあるので、目安として1ヶ月以内に食べられるサイズを選びましょう。

ドッグフード選びは愛犬の評価も大切

実際にドッグフードを食べるのは愛犬ですから、愛犬が好んで食べているかと言う点も大切なポイントです。好んで食べる状態とは、ご飯の時間を楽しみにしていることがわかるような食いつきの良さ。

いくらネットで評価が高く健康に良いからと言って、愛犬が楽しく食事できなくては意味がないですよね。総合栄養食と記載があっても、ドッグフードを規定の量食べない状態が続くと、栄養不足の恐れがあります。

犬は嗅覚で食べ物を判断すると言われているので、香りが強い物を選ぶことがポイントです。しかし、好みは個体差があるので、普段の様子から愛犬が好きそうな物を選んであげてくださいね。

また、複数の味をローテーションさせると飽きずに食べてくれておすすめ。

次に、厳選ドッグフード5選をご紹介します。

素材にこだわった高評価の【ドッグフード5選】

原材料にこだわった栄養価の高いドッグフードは、ワンちゃんも安心して食べることが可能です。ここでは、Amazonで高評価の、【厳選ドッグフード】以下5選をご紹介。

①モグワン (株式会社レティシアン)

②パシフィカドッグ(ACANA) 

③このこのごはん(株式会社オモヤ)

④GOWAN( 株式会社フラッペ)

⑤アートゥー サーモン&ニシン (株式会社ネイチャーリンクス)

それでは一つずつ解説します。

モグワン (株式会社レティシアン)

ヒューマングレードの原材料を使用するほど、原材料にこだわっています。主な原材料のチキンとサーモンだけでも全体の56%を占めており、動物性タンパク質が豊富です。グレインフリーのため、アレルギーが心配なワンちゃんにもおすすめ。

主な原材料

チキン、サーモン

脂質

サーモンオイル、ココナッツオイル

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パシフィカドッグ(ACANA) 

ノースバンクーバー島沖で取れたお魚が、丸ごと新鮮な状態で使われています。お魚好きのワンちゃんにおすすめ。タンパク質36%以上、脂質17%以上で愛犬に必要な栄養満点なのに加えて、合成添加物はほとんど使用されていない点もメリットです。

主な原材料

ニシン、イワシ、カレイ

脂質

タラ油

 

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このこのごはん(株式会社オモヤ)

小型犬の悩みである、涙やけや毛並みなどのトラブル防止に特化したドッグフード。原材料は、鶏肉、鹿肉、マグロなど全て人間が食べられる物を使用しています。小麦グルテンフリー、ノンオイルコーティングなど、愛犬に優しい作りです。

このこのごはんはAmazonで星4つの高評価でしたが、現在取り扱いがありません。しかし、公式サイトから購入可能です。

主な原材料

鶏肉(ささみ、レバー)

脂質

米油

このこのごはんの公式HP

GOWAN(株式会社フラッペ)

原材料の約50%は新鮮な生肉で、北海道産の子牛のもも肉、兵庫県産の牛のホルモン類が使われています。お肉好きのワンちゃんにおすすめ。無添加にこだわり、開発から製造まで純国産です。

主な原材料

牛肉

脂質

ひまわり油

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アートゥー サーモン&ニシン (株式会社ネイチャーリンクス)

原材料の80%がサーモンとニシンで、栄養価の高いタンパク質が豊富。サーモンとニシンに豊富に含まれる、オメガ3必須脂肪酸は皮膚のかゆみ・炎症のあるワンちゃんに配慮されています。お魚が好きなワンちゃんにおすすめ。

主な原材料

サーモン生肉(骨抜き)、乾燥ニシン

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愛犬を幸せにできるのはあなただけ!

今回は、ドッグフードを飼い主さんが評価・選定する時のポイントなどについて解説しました。ドッグフードを選ぶ時の注意点はたくさんあるので、大変な作業ですよね。

しかし、愛犬が健康でいられるか、ごはんの時間を幸せに過ごせるかはあなたにかかっています。

他人の評価を鵜呑みにするよりも、あなた自身が考えてドッグフード選びをした方が、ワンちゃんが好きなドッグフードが見つかります。そのためにも、普段からワンちゃんの好きな物を把握して、どんなドッグフードなら喜んでくれるか観察してみてくださいね。