子犬のご飯に関する悩み:解決するために役立つ5のポイント

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子犬にはどんなご飯を与えれば良いのだろう?どれくらいの量を与えれば良いのだろう?とお悩みではございませんか?特に初めて犬と生活する方は楽しい反面、不安なことも多いですよね。

今日は子犬に与えるご飯についてご紹介していきますので参考にしてみてください!

1.子犬のご飯:どれくらいの量を与えるべき?

子犬のご飯の量は、飼い主さんが一番頭を悩ませるポイントでしょう。

〇規定通りに与えても、いつまでもご飯の器を舐めている
〇いつも食欲旺盛で、あっという間に完食してしまう
〇与えすぎ、太りすぎが心配
〇食後のお腹の膨らみがすごい

などなど色々な声があります。また一方で

〇与えた量を完食出来ない
〇いつも食べ残す
〇食欲にムラがある

などという声もあります。一般的に市販されている子犬用ドッグフードにはそれぞれの体重、月齢に合わせて給与量の記載があります。基本的には、この分量を守る事を目安としましょう。

しかし、ドッグフードの中には、「体重2kgの場合、〇g」と記載されていることもあります。しかし、チワワの子犬の2kgとゴールデンレトリバーの子犬の2kgではその成長過程も必要とするエネルギー量も大きな違いがあり、一律で2kgという判断が出来ません。その為、、、

〇小型、中型、大型とそれぞれの成長に合わせた製品を選択する
〇ペットショップやブリーダーで与えていた製品、子犬が食べ慣れている製品を選択する

事が基本です。その上で、子犬の成長の度合いに応じて分量を調節します。本来生後半年程の時期は、子犬はコロコロとした体形をしています。体重は一週間ごとに計測をしても増加の一途をたどります。

その為、もし体重が停滞、減少する場合やあばら骨に触れることが出きるような体形の場合は、食事量を増やす必要があります。また、生後半年までの肥満は、その後の成長と共に自然と適性体重に落ち着くので、無理な食事量の減少やダイエットは不要です。

2.子犬にご飯(ドッグフード)を与えるときのポイント

子犬はつねに空腹で、食べ物を欲しがります。しかし、犬には「満腹中枢」という脳の機能が無いので、目の前におかれた食事は常に完食してしまい、その上でさらにご飯を催促します。これは、脳が満腹という事を理解出来ない為であって、決して本当にお腹が空いている、食事量が足りないという事ではありません。

食事は決められた分量を与える事、与えすぎない事が基本です。子犬に催促されるがままに食事を与えてしまうと、消化不良を起こし、下痢を起こす危険が伴います。また食事は、日々のお世話の中で一番子犬の集中力が高まるタイミングでもあります。食事のルールを家族で決め、お互いに負担やストレスの無い仕組み作りが必要です。具体的には、、、

①食事は時間ではなく、飼い主の生活サイクルに合わせてタイミングを決める
②食事は独占させない
③食事の前に、オスワリ、マテなどの基本の動作を練習する
④食事は定時、定量という思い込みをなくす

事がポイントです。

食事は時間ではなく、飼い主の生活サイクルに合わせてタイミングを決める

食事の時間を時間で教えてしまうと、子犬は時間を覚え、毎日定時になると鳴き、騒ぐようになります。例えば、平日は朝6時を朝食の時間とした場合、子犬は土日であっても毎回6時になると、食事の催促を始めます。飼い主が起きて来なければ、大きな声で鳴き叫んだり、わざとトイレを失敗するという事もあるでしょう。

しかし、これでは飼い主は休日でさえも寝坊できません。しかし、子犬の食事は飼い主の食事は終わった後、朝の散歩が終わった後というルールにした場合はどうでしょうか?週末、飼い主が何時に起床したとしても、飼い主の食事と朝の散歩が終わらなければ自分の食事は出されません。

この仕組みを確立しておくと、飼い主は子犬の為に早起きする事もストレスを感じることもなくなります。子犬の世話全般を時間ではなく、飼い主の生活サイクルの中に組み込むと考えておくとよいでしょう。

食事は独占させない

生後間もない時期に親犬や兄弟と離れてしまうペットショップの事情によるものです。子犬が食事をする時に、、、

〇子犬の傍にいる
〇子犬の体を触る
〇食器の中に手を入れる

などの行動をあえて行います。これは、子犬に無用な独占欲を芽生えさせない為の方法です。本来は兄弟や親と共に生活をする事でお互いの食料を摂らない事、仲間内で食事をめぐって争わない事を学びます。しかし、離乳の時期が早い事でこの機会を失ってしまっているので、その役目を飼い主が果たすのです。

食事は犬が一番執着するタイミングです。その為、このしつけが出来ていないとたとえ飼い主が相手であっても、不意に噛みつく、唸るという問題行動が起こるようになります。

食事の最中に体に触れる、食事の器に手を入れるという行為は、飼い主の立場が優位である事を認識させる事が出来ます。子犬が唸ったり、嫌がる素振りを見せたら、即座に食事を片付けてしまいます。このしつけを繰り返す事で、子犬は飼い主にむやみに噛みつく、威嚇するという事が生活の様々な面において起こらなくなります。

食事の前に、オスワリ、マテなどの基本の動作を練習する

食事は子犬にとって一番の楽しみです。その為、非常に集中力が高まります。生後間もない子犬は精神的な発達が未熟で、しつけをするにも集中力が持続しません。その為、唯一集中力が高まるタイミングを多いに活用し、「オスワリ」「マテ」「フセ」などのしつけを練習させます。

子犬の頃に習得した習慣は、成長後も条件反射的に継続できます。子犬の習得度合いに応じて、様々な指示に反応出来るようにトレーニングをステップアップさせていきましょう。

食事は定時、定量という思い込みをなくす

犬には満腹中枢がない事から、人間の様に食事を朝昼晩の3回、バランスよく食べる必要はありません。これは野生で暮らす習性にも基づいています。毎日平均的な量で獲物や食べ物を入手する事が野生下では無理なため、常に空腹感を持ち、獲物は入手出来る時に、出来るだけするという仕組みです。

この犬の習性をしつけに応用する場合、食事を定時、定量で与える必要がない事を理解出来ます。しつけの御褒美にいつものご飯を活用します。あえた特別なオヤツを用意する必要はありません。留守番が多い場合は、知育玩具を使用し、十分な量のご飯を詰め、留守番中に少しずつ、遊びながら食べられるように工夫をしてあげてもよいでしょう。

3.子犬に人間の食べ物を与えるのは良い?悪い?

「愛犬に人間の食べ物を与えてはいけない」という言葉を聞いた事がある方は多いでしょう。塩分などの栄養面、上下関係を明確にするしつけの面の両方の意味があります。

しかし、栄養や安定した食欲という面からは、この理論は必ずしも正解とは言えません。実は、子犬の多くはドライフードを食べる事で、慢性的に摂取水分量が不足し、便秘になっています。ウンチが非常に固く、短く途切れて排出されている場合は、便秘気味と言えます。

この症状を改善するためには、人間の料理の調理段階で、味付け前の野菜や肉、魚を少量とりわけ、子犬のご飯にトッピングしてあげましょう。手軽に水分接取量を増加させる事が出来、慢性的な便秘の解消につながります。

一方で、しつけの面からは、たとえサラダなど塩分、糖分の心配のない料理であっても、食事中に食卓から直接与える事は好ましくありません。
食卓から直接受け取る事を正しい行動と子犬が理解すると、成長と共に体が大きくなり、食卓に背が届くようになった時に、飼い主の目を盗み、自力で食べ物を手に入れてしまうようになります。

目を離した隙に、食卓から食べ物が消えていた、留守中に食卓を愛犬がいたずらをしていたと問題にもつながります。つまり、将来このようないたずらをさせない為にも、与える場合は決められた愛犬の器や場所のルールをぶれさせない事が大切です。

4.子犬がご飯を食べてくれないときの対策方法

本来生後一年未満の成長期の子犬は、常に食欲旺盛で、コロコロと太っているものです。しかし、中には非常に食が細い性格の子犬もいます。

〇ご飯を喜ばない
〇ご飯に関心は示しても、口をつけない
〇少量しか食べずに、いつも食べ残してしまう

などの場合、心配が尽きません。このような場合は、まず「食べない」理由を見つけてあげる事が第一です。

①下痢、嘔吐、発熱などの体調不良が起きていないか
②子犬が今までに食べ慣れていた食事かどうか
③落ち着いて食事が出来る環境が整っているか
④金属の食器を使用していないか

このような理由が考えられます。

下痢、嘔吐、発熱などの体調不良が起きていないか

一番の心配は「下痢」などの体調不良です。子犬がまだ体が小さく、体力がないので、下痢でさえも見逃してしまうと大病につながる危険があります。下痢が数日続き、下痢の程度が悪化している場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

子犬が今までに食べ慣れていた食事かどうか

ドッグフードの銘柄も重要なポイントです。ブリーダー、ペットショップ、新しい家族と環境が変わる中で、子犬が安心して食事をするためには「食べ慣れた食事」を続ける事です。子犬が新しい環境になれ、食欲が安定するまでドッグフードの銘柄の切り替えは控えましょう。

同じ銘柄でも食べない、食欲不振の場合は、市販の無糖ヨーグルトを少量かけてあげます。一見、意外に思える方法ですが、この方法は子犬の食欲を刺激してくれます。腸内環境を整え、水分接取量の増加にもつながります。ヨーグルトの分量は、ドッグフードにちょうど絡まる程度で、食欲の状況に合わせて分量を調整します。

落ち着いて食事が出来る環境が整っているか

小さな子供がいる家庭などでは、食事をするかわいらしい姿につい、周りが賑やかになりがちです。しかし、慣れない環境では、食事という無防備な状態になる事を警戒する子犬もいます。食事の時は、安心してゆっくりと食べる事が出来る環境を作ってあげましょう。フラッシュを使用した写真撮影も当面は控えてあげましょう。

金属の食器を使用していないか

子犬用の食事用器に「ステンレス製」の製品が多数販売されています。丈夫で、洗いやすい事、安価な事から人気の商品です。しかし、ステレス食器を使い慣れていない場合、室内の照明の光に器が反射する事、独特の触感、自分の影が器に移る事に警戒し、食事自体を敬遠してしまう子犬もいます。また、軽量のステンレス食器は食事の最中に場所がずれてしまい、食べにくさもあります。

この様な場合、食器を重量感のある瀬戸物に変えてあげましょう。これだけの工夫で食欲が改善されることもあります。

5.子犬にオススメのご飯、おやつ

子犬のご飯を選ぶポイント

子犬は生後一年程の短い期間で、一生分の成長と一気に遂げてしまいます。その為、成長期の食事や健康管理はとても大切な意味を持ちます。

将来健康な体を維持し、長生きをする為にも食事は「子犬専用」の製品を選びましょう。一般的に市販されている「子犬用製品」は「成犬用製品」と同量でも数倍の栄養素が配合されています。つまり、体の小さな子犬が少量で効率的に必要な栄養素を摂取出来る様に工夫されているのです。つまり「成犬用製品」での代用は好ましくないのです。

もし、多頭飼育などで「成犬用製品」を子犬にも共有させたい場合は、「年齢区分」の無い製品を活用しましょう。最近のドッグフードの高品質化の中で、年齢によるドッグフードの切り替えが不要な製品が多数販売されていますので、そのような製品がおすすめです。

また、子犬専用製品から成犬用製品への切り替えのタイミングは、製品によって推奨期間が異なります。判断に迷う場合は、小型犬の場合は、生後半年~8カ月を過ぎ子犬の身体計測をし、体調、体高、体重の変化がなく一定の数値で落ち着いた状態が数週間続いた時が切り替えのタイミングです。

中型犬の場合は生後一年を目処に、大型犬の場合は生後一年半を目安に切り替えのタイミングを考えてあげましょう。

子犬におやつ、与えるべき?

子犬におやつを与える場合は、しつけの進み具合に応じてセレクトしてあげましょう。

・飼い主が数m離れた場所にいる状態での「マテ」
・散歩の引っ張り癖を治す
・他犬への無駄吠えを治す

など難易度の高いしつけを練習する時は、「チーズ」や「ささみ」など風味が強く、嗜好性の高いおやつがおすすめです。風味が強いので、子犬を集中させる事がスムーズに出来ます。

一方で、「オスワリ」「オイデ」など難易度が低い上に、家庭の中で何度も繰り返し行うしつけの御褒美には「いつものご飯」をオヤツとして活用します。もちろん、一日量のご飯のうち少量を取り分け、オヤツとして活用します。

子犬にオヤツを与える場合は、オヤツの分食事量を減らすという調整が必要です。また、トイプードルやマルチーズなど生涯を通じてブラッシングやトリミングが必要な犬種の場合、オヤツの時間もしつけに活用します。

ガムなどの「食べる事に時間のかかるオヤツ」を用意します。出来れば、15cm以上の長さがあるものが理想的です。子犬に与える時は、一方を飼い主が握り、もう片方を愛犬に噛ませておきます。愛犬が噛んでいる間にブラッシングを済ませます。こうする事で、オヤツに集中している間にお手入れが済、お手入れを警戒したり、拒絶する事もなくなります。

子犬にとってご飯やオヤツは何よりの楽しみです。上手に活用ししつけを進め、健康管理も考えてあげましょう。

まとめ

子犬は生後1年間で成犬サイズまで一気に大きくなります。そのため子犬の期間に食べるご飯は非常に重要なんです。また、子犬のときに変な癖が付いてしまうと大人になってからも苦労します。ご飯と同様に食事の際のしつけも手を抜いては行けません。

おやつは与えるととっても喜んでくれるためついついたくさんあげてしまいがちです。おやつを与えすぎると肥満やドッグフードを食べないといったトラブルの原因となってしまいますので与え過ぎには注意しましょう。

今日ご紹介した5つのポイントを参考にしていただき、子犬との生活にお役立てくださいね。

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