柴犬におすすめしたいドッグフードをご紹介!

ドッグフードは毎日口にするものなので、愛犬に合ったフードを選びたいところですよね。しかし、ドッグフードはペットショップやホームセンターなどのお店だけでなく、インターネットでも購入でき、たくさんの種類が販売されています。フードの包装には「〇〇を配合している」、「健康に配慮」などと書かれているものがありますが、結局どの成分が何に効果があるのか分かりづらいですよね。

さらにドッグフードは、犬種別、年齢別に分かれているフードだけでなくオールステージのものまであるためどれを選べば良いか分からなくなってしまいます。最終的にパッケージのデザインで選んでしまった経験もあるのではないでしょうか。

ここでは、柴犬におすすめしたいドッグフードや選び方についてご紹介します。柴犬の体質やかかりやすい病気、柴犬に与えたい栄養成分についても一緒に説明していきます。

ドッグフードの選び方とは?

ドッグフードは犬種別、年齢別ごとに分かれているものから、オールステージ対応のものや粒の大きさなども異なります。ドッグフードごとにこだわりのポイントや原材料に使われている食材も違うため、どれを基準にして選べばいいのかわからなくなってしまいます。まずは、ドッグフードの選び方についてご紹介します。

栄養成分

柴犬だけに限らず犬には必要な栄養素があります。タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルは生きていく上で必要な栄養素です。犬は「高タンパク質低炭水化物食」が理想だと言われており、主要原材料にタンパク質を使っているものを選びましょう。

タンパク源として、牛肉、豚肉、鶏肉、鹿肉、鴨肉、馬肉、サーモン、タラなどの食材が使われています。牛肉、豚肉、鶏肉は特にドッグフードのタンパク源として使われることが多いため、アレルギー反応を起こすこともあります。

栄養成分はただ含まれているのであればいいというわけではなく、バランスよく配合されていることがベストです。

無添加

ドッグフードには酸化防止剤(BHABHTなど)や香料、調味料、着色料などが使われていることがあります。これらの添加物は病気を引き起こす可能性があり、犬の健康のためにも含まれていないドッグフードを選ぶことをおすすめします。

特に着色料、BHA、BHTは発ガン性物質となる可能性がありますので、ドッグフードを選ぶときに原材料の欄で使われていないことを確認しましょう。

原材料の品質

原材料によい食材を使用していても、品質がよくないと消化吸収がしにくく、食べても体の栄養にならずに体の外に排泄されてしまう可能性があります。原材料には品質の高い食材を使用しているものを選びましょう。

特に、肉類、家畜類などの〇〇類という記載がされているものはあまり良質な肉を使用していない可能性があります。どんな肉を使用しているのかしっかり記載しているものを選びましょう。

犬の年齢にあったもの

ドッグフードには全年齢対応フードと、幼犬、成犬、高齢犬などの年齢別に分かれているフードがあります。年齢別に分かれているフードは、年齢別に栄養素やカロリーが異なります。

例えば、幼犬用は体が特に成長する時期に合わせてカロリーや栄養素が高く設定されているため高齢犬や運動量の少ない成犬にとってはカロリーが高すぎてしまいます。

ドッグフードを選ぶときには、犬の年齢にあったものを選びましょう。

柴犬のかかりやすい病気や体質は?

柴犬のためのドッグフードを選ぶときのポイントとして、柴犬のかかりやすい病気や体質なども大事な項目です。体質を知ることで、補うべき栄養素も知ることができます。ここでは柴犬の体質についてご紹介します。

皮膚疾患

柴犬は皮膚疾患にかかりやすい犬種で、小麦やトウモロコシなどの穀物などに反応してしまう食物アレルギーやアトピー体質の犬が多くいます。

皮膚疾患では皮膚の赤みや発疹、かゆみなどの症状が見られます。悪化すると脱毛やかゆみによるストレスで攻撃的になることもあります。進行してしまうと治療を開始しても完治までに時間がかかってしまうこともありますので、できるだけ早く動物病院を受診し治療を行うことがおすすめです。

ドッグフードを選ぶときには豚肉や牛肉、小麦やトウモロコシなどのアレルギーを引き起こしやすいと言われている食材は避け、アレルゲンに配慮したフードが理想です。もちろん、アレルギーがない場合はアレルギー対策フードでなくても問題ありません。

DHAEPAなどの魚に含まれている脂肪酸や抗酸化成分、腸内環境を改善するような成分は皮膚の健康維持のために必要な栄養素なので、ドッグフードに含まれているものを選ぶといいかもしれませんね。

肥満

柴犬は特別肥満になりやすい犬種というわけではありませんが、生活スタイルによっては肥満になりやすくなります。柴犬は小型犬に分類されていますが、チワワやトイプードルより多くの運動量を必要とします。

さらに被毛が密に生えているので、本来の体型が分かりづらいというのも要因の1つです。適切な運動量を取るとともに、ドッグフードの給与量やカロリー量も調節しましょう。

柴犬に与えたいドッグフードの栄養とは?

柴犬の体質やドッグフードの選び方についてご紹介していきましたが、では柴犬におすすめなドッグフードはどんなものがいいのでしょうか。ここでは、柴犬に与えたいドッグフードの栄養についてご紹介していきます。

高タンパク質低炭水化物·グレインフリー

柴犬のドッグフードを選ぶときには高タンパク質低炭水化物食を選びましょう。アレルギーがある場合は、サーモン、タラ、鹿肉、馬肉、鴨肉などが使われているフードを選びましょう。さらに、小麦やトウモロコシなどもアレルギーを引き起こしやすい食材なので、出来るだけ穀物が含まれていないフードが望ましいです。

アレルギーが心配な場合は動物病院でアレルギー検査を行うこともできますので、愛犬が何にアレルギーを持っているのか知りたい場合は動物病院に相談しましょう。

皮膚トラブルに悩んでいる場合はサーモンやタラなどの魚を使っているものを選びましょう。魚には皮膚の機能を健康に保つためのDHAEPAなどが豊富に含まれています。

オメガ3脂肪酸が含まれているもの

魚油に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などはオメガ3脂肪酸に分類されます。体内で合成できないため、食事から補給することが必要とです。

オメガ3脂肪酸は皮膚や被毛の健康維持、関節の健康だけでなく、抗炎症効果や高脂血症への効果、認知症予防効果なども期待できます。高齢期になると見られるトラブルにも効果が期待できるため、積極的に摂取したい栄養素です。

避妊去勢後は低脂肪·低カロリーを選ぼう

特に避妊去勢手術を行った柴犬はカロリーの低いフードを選ぶようにしましょう。成長期にはしっかりとカロリーがあるフードを選ぶことが大前提ですが、避妊去勢手術のあとはホルモンバランスが崩れるため肥満になりやすくなります。そのため、低カロリーの食事を選ぶようにしましょう。

体型、体重が標準の柴犬は低カロリー食を無理に選ぶ必要はありませんが、適度な運動は必要です。体重は一度増えてしまうと、減量するまでに時間がかかり、無理なダイエットを行うと体に負担がかかります。普段から給与量や摂取カロリー量などには気をつけておきましょう。

柴犬におすすめのドッグフード5

ドッグフードの選び方や柴犬の体質、与えたい栄養成分についてご紹介していきましたが、たくさんのドッグフードがある中、これらの条件を満たしているものを選ぶのはとても大変です。ここでは柴犬におすすめのドッグフードをご紹介します。

アカナ

アカナにはたくさんのシリーズがありますが、その中でもシングルシリーズの「シングルパシフィックピルチャード」がおすすめです。このドッグフードは天然イワシを50%使用し作られています。使われている食材は人間も食べることができる高品質なヒューマングレードのものを使用しているので、安心です。

原材料には新鮮丸ごと太平洋イワシ(25%)、丸ごとイワシミール(18%)、丸ごとグリンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとひよこ豆、イワシ油(7%)などを使用しています。アレルゲンに配慮しているため、食物アレルギーを持っている柴犬におすすめです。

シングルシリーズの「シングルパシフィックピルチャード」は全犬種・成犬用ドッグフードですが、アカナでは子犬用、全年齢用、シニア用、ダイエット用、競技犬用などもあるので、購入時には間違えないように注意しましょう。

アカナのご購入はこちらから

ピッコロ

ピッコロは全犬種、7歳以上のシニア犬専用フードです。カロリー・脂質が控えめに設定されているだけでなく、穀物不使用(グレインフリー)で作られています。使われている食材にはヒューマングレードの食材を厳選して使用しており、高品質なドッグフードです。

原材料には骨抜きチキン生肉(29%)、骨抜き生サーモン(20%)、乾燥チキン(13%)、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、乾燥サーモン(6%)などを使用しています。フラクトオリゴ糖、さつまいもを使用し、腸内環境を改善し、便のトラブルだけでなく免疫力向上にも期待ができます。

さらに、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールドなどのリフレッシュハーブを配合しているので、ストレス緩和にも役立ちます。穀物アレルギーを持っている犬だけでなく、グルコサミンやMSM、コンドロイチンなどの関節サポート成分も配合しているので足腰が弱ってきた柴犬にもおすすめです。

ピッコロの公式HP

ネルソンズ

ネルソンズは中型・大型犬におすすめのドッグフードです。全ライフステージ対応のフードなので、1つのフードをずっと食べ続けることができます。穀物不使用で、原材料の50%はお肉なので高タンパク質です。着色料や香料を使用していないので、安心して与えることができます。

原材料にはチキン50%(乾燥チキン28%、チキン生肉22%)、さつまいも、バターナッツスカッシュ、チキンオイル、サーモンオイルなどを使用しています。腸内環境改善に配慮し、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖を配合しています。

粒のサイズも大きめなので、大きめな柴犬にもおすすめです。もちろん小型犬でも食べることができます。

ネルソンズの公式HP

 

モグワン

モグワンは全犬種・全ライフステージ対応のドッグフードです。動物性タンパク質を50%以上使用し高タンパクで、穀物不使用(グレインフリー)で作られています。着色料や香料などの無添加フードです。

原材料にはチキン·サーモン50%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、さつまいも、エンドウ豆、レンズ豆などを使用しています。良質なタンパク質を摂取できるだけでなく、オメガ3脂肪酸も配合しているので、体の中から健康になれる効果が期待できそうです。

モグワンの公式HP

オリジン

オリジンにはドッグフード、トリーツ、キャットフードとあり、ドッグフードにも様々な種類のフードがあります。オリジン「6フィッシュ(シックスフィッシュ)」は魚をメインにして作られている、全犬種・全ライフステージ対応のドッグフードです。原材料に使われる魚はニューイングランド沖の大西洋で育った新鮮な魚を丸ごと使用しています。

原材料には新鮮丸ごと大西洋サバ、ニシン、カレイ、アカディアンレッドフィッシュ、アンコウ、シルバーヘイク、乾燥丸ごとサバ、ニシン、アオギス、ニシン油などを使用しています。天然魚85%、野菜15%で作られているので、オメガ3脂肪酸も豊富に摂取できます。牛肉や豚肉、穀物にアレルギーがある柴犬におすすめです。

オリジンの公式HP

持病がある柴犬には?

犬の中にはもともと持病がある犬や生活していく上で病気が見つかることもあります。患っている病気によっては食事内容により病状が悪化することもあります。病気を患っている場合はかかりつけの獣医師さんに相談し、ドッグフードを選びましょう。

動物病院では「特別療法食」があり、腎疾患、心疾患、泌尿器疾患など様々な病気に合わせて栄養やカロリーを調節しているドッグフードです。もちろんそれだけ食べていればいいというわけではなく、治療を行いながらドッグフードでもサポートしていくのがベストです。

まとめ

ここでは、柴犬におすすめしたいドッグフードや選び方についてご紹介しました。たくさんのドッグフードの中から選ぶときは栄養成分、原材料の品質、無添加であることと、ライフステージにあっているのかどうか確かめましょう。

これらの条件を満たしているフードにさらに、柴犬の体質をカバーできる栄養成分が配合されているものが理想的です。

おすすめで紹介した5つのドッグフードは栄養価が高く、原材料の品質、柴犬の体質をカバーできるような成分が配合されています。しかし、愛犬の体質によってはフードが合わない場合やコストが高く食べ続けるのが難しい場合もあります。愛犬の体質や飼い主さんにも合うドッグフードに出会えるといいですね。